ウクライナ・英国両外相、ウクライナ航空機撃墜、英EU離脱後の協定、ドンバス情勢を協議

ウクライナの英国は、テヘランでのウクライナ航空機撃墜事件の罪人の責任を追及し続け、イランによる被害者遺族への賠償金の支払いを保障していく。

16日、ウクライナ外務省広報室が、プリスタイコ外相とラーブ英外相の協議の結果を伝えた

発表には、「両者は、ウクライナ航空機事件の発生状況の然るべき捜査を保障するための共同行動が重要だと指摘した。両者は、ウクライナと英国が罪人の責任追及とイランによる被害者遺族への然るべき賠償金の支払い保障のためにあらゆる努力をしていくことで合意した」と書かれている。

また、外務省は、プリスタイコ外相が、ウクライナ側に英国民被害者の遺体の返還を支援する用意があると伝えたことを発表した。

両者はまた、ゼレンシキー大統領の英国訪問準備関する作業を継続すること、また、政治協力、自由貿易圏、パートナーシップに関する2国間協定の締結に向けた協議を加速することで合意したとのこと。

また、ドンバス情勢についても、とりわけ、2019年12月9日のパリにおけるノルマンディ4国首脳会談の文脈で協議されたと書かれている。

ラーブ英外相は、英国が欧州連合(EU)を離脱するのとは関係なく、同国は今後もウクライナの友好国であり続け、ウクライナの主権と領土一体性をサポートしていくと強調したとのこと。発表には更に、同外相が、いわゆる「マグニツキー法」の一環での今後の制裁発動に関して、いくつかの側面について伝えたと書かれている。

その他、プリスタイコ外相がラーブ英外相をウクライナに招待したと発表された。

写真:ウクライナ外務省