イランがウクライナ機撃墜を認めたのはハメネイ最高指導者の要求による=報道
イランのアリ・ハメネイ最高指導者が、8日のイラン軍のミサイル誤射によるウクライナ航空機撃墜の責任を、同国政府が公の場で認めるよう主張していた。
11日、米ニューヨークタイムズ紙が報じた。
報道には、「非政府系通信社Farsの報道によれば、イランの最高指導者であるアリ・ハメネイ氏が、航空機の意図的でない撃墜に関する報告を受けると、その情報はイラン安保最高機関の会合後に公開されなければならないと発言したとのこと」と書かれている。
また、報道によると、ハメネイ最高指導者が、安保機関会合の結果に従い、事件原因と捜査結果が「公正かつ透明に」公開されることを主張したのだという。
これに先立ち、これに先立ち、8日、イラン首都テヘランのイマーム・ホメイニ空港を離陸した後、キーウ(キエフ)に隣接するボリスピリ空港へ向かっていたウクライナ国際航空のボーイング737が墜落した。同機には、乗客・乗員計176名が搭乗。ウクライナ国民11名を含む、その全員が死亡している。
イランは、11日にウクライナ航空機を誤射で撃墜したことを認める発表を行なっている。