ゼレンシキー大統領「プーチン氏と合意するのは非常に困難」

ゼレンシキー大統領は、パリでのプーチン露大統領との二者会談の際、同大統領との合意が非常に困難だということがわかったと発言した。

10日、ゼレンシキー大統領が共同記者会見後、ウクライナの記者団に対して発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

大統領は、「(編集注:プーチン氏との)一対一の会談は20分の予定だったが、約1時間続いた。(中略)彼と合意は可能か。合意は非常に困難だ。しかし、今日は、私たちが一定のこと、複数の問題で合意した瞬間があった」と発言した。

ゼレンシキー大統領は、プーチン大統領が一つ一つの問題で細部に立ち入るのだとし、「私たちは単語の一つ一つについて解決し始めるのだ」と説明した。

大統領は、「つまり、それは困難なのだ。私は別のタイプの人間、すばやいタイプである。私は、1、2の3で合意して、次に行こう、と考える。しかし、ここでは、言うなれば、(編集注:プーチン露大統領は)もともとの生態メカニズムが違うのだ。そのため、全体として合意ができるかどうかについては、私たちは今後理解することになる。今日は、(編集注:ロシア側に)一定の妥協があった。それを私は感じた」と発言した。

プーチン氏個人に対する印象を聞かれると、ゼレンシキー大統領は、「それを話すのは時期尚早だ。時間が少なすぎる」と答えた。

なお、12月9日、パリにて、3年ぶりのノルマンディ4国(独仏宇露)首脳会談が開催された。同会談の結果として合意文書が発表されている

写真:大統領府広報室