ツェマフ容疑者、オランダに対して「条件付き」でMH17撃墜事件の証言を与える準備がある

2014年7月のマレーシア航空機MH17撃墜事件の容疑者となっているヴォロディーミル・ツェマフ氏は、オランダに対して、ドンバス地方に捜査官が来るなら、証言を行う準備があるがと述べている。

ツェマフ氏の弁護士アナトリー・クチェレナ氏が発言した。露インテルファクス通信が報じた

同氏は、「もちろん、事情聴取は、彼のところ、故郷、ドンバス地方なら行うことが可能だ」と発言した。同氏はまた、ツェマフ氏は、ロシアでもオランダでもウクライナでも指名手配を受けているため、「他に手段のない状況にある」と指摘した。

同時に、同氏は、ツェマフ氏は「権利が確保される場合」証言を行う準備があり、「無実」を証明する意向があると述べていると伝えた。

これまでの報道にあるように、9月7日、ウクライナとロシアの間で、35名対35名のフォーマットで、被拘束者交換が行われた。ウクライナには、ロシアで違法に断罪されていた政治囚11名と、昨年11月にケルチ海峡沖で拘束されたウクライナ海軍軍人24名が帰還した。

ウクライナがロシアに引き渡した人物の中には、MH17撃墜事件の主要証人である、「DPR」の戦闘員、ヴォロディーミル・ツェマフ氏が含まれていた。

ツェマフ氏は、本年6月末、ウクライナの特殊機関が特殊作戦により被占領地から連行していた。