英ロンドン・ガトウィック空港、ウクライナ首都名表記をKievからKyivへ変更
英国ロンドン・ガトウィック空港がウクライナの首都キーウ(キエフ)の英語表記をKievからKyivへ変更した。これにより、英国からのキーウへの便は全てKyivと表記されることになった。
24日、ウクライナ外務省がフェイスブック・アカウントで発表した。
発表には、「今後は、英国からの全ての航空便が、『Kiev』ではなく『Kyiv』行きとなる!」と書かれている。
外務省は、在英ウクライナ大使館による、ロンドン・ガトウィック空港がKyivの表記を使い始めたとの発表を拡散した。
これに先立ち、2018年10月、ウクライナ外務省が、「#CorrectUA」と題するキャンペーンを開始し、キーウをはじめとする、ウクライナの主要都市名を、ソ連時代のロシア語からの表記ではなく現在公式に採用されているウクライナ語からの表記を使うよう、諸外国メディア等に勧告していた。
以降、欧州主要空港や、英ガーディアン紙や米AP通信がKievからKyivへの変更を発表しており、また、本年6月には、アメリカ合衆国の地名慣例の決定・管理を行う機関「アメリカ地名委員会」が、Kyivへの変更を採択している。10月は、英公共放送BBC、米ワシントン・ポスト紙、英テレグラフ紙も、同様の変更を発表している。