ゼレンシキー大統領、外務省人事で自身の同意を必要とするポストを削減

ゼレンシキー大統領は、外務省の人事に関して、任命のために大統領の事前同意を必要とするポストをこれまでより減らし、外務第一次官、外務次官、総領事のみとする決定を下した。

9日、大統領府ウェブサイトに関連大統領令第740/2019が掲載された

大統領令には、「2008年6月4日付大統領令『国家外政活動の幹部に関する複数問題』(編集注:ユシチェンコ大統領時代に発効)に、以下の変更を加える。第1条を以下の文とする:『外務第一次官、外務次官、総領事の候補は大統領が事前に同意する』」と書かれている。

なお、これまでの2008年6月4日付大統領令では、任命前に大統領の事前同意の必要な外務省の職は、外務第一次官・次官、総領事の他、外務省内各部局長、補佐官・特使、外交代表部補佐官、報道官、外務省管轄外交アカデミー学長、第一副学長、副学長であった。