クリミア占領問題により多くの注意を割くべき=プリスタイコ外相

ヴァディム・プリスタイコ外相は、クリミア占領問題にはより多くの注意が割かれるべきだとしつつ、同時に、新政権が本件につき何もしていないわけではないと発言した。

16日、ヴァディム・プリスタイコ外相がISTV局の番組内で発言した。

外相は、「(編集注:クリミア問題は)確かに多くの注意が向けられていない。なぜならその他の多くのことがあるからだ…。しかし、何も行われていないとも言えない。クリミア・タタール人人権関連のコミュニケーションは行われているし、ウクライナの構成をどのように変えるべきか、(クリミアは)領域自治であるべきか、民族自治であるべきか、という議論も行われている。もちろん、制裁のステータスに関する話もされており、(クリミアにおける)経済、航空、航行の利益をどのように保護するかという協議もある。これらは全て行われているのだ」と発言した。

外相はまた、今行われていることはもしかしたら不十分かもしれず、社会があまり感じていないとすれば、何度も繰り返し問題を提起していかねばならないと発言した。

同外相は、問題点として、ウクライナ東部の和平プロセスが最初からクリミア問題を切り離されてしまっており、ミンスク・プロセスもノルマンディ・プロセスもクリミア問題を全く扱っていないことを指摘した。

外相は、「これは二つの別々の制裁なのだ。そのため、現在、より多くの注意が東部プロセスに向けられ、(編集注:クリミアについては)時間の点でも注意の点でも、より少ない。その点は、喚起しなければならない」と強調した。