ヴォルカー米国特別代表「私たちはロシアが楽に退却する手段を見つける手助けをする」

カート・ヴォルカー米国務省ウクライナ問題特別代表は、ロシアにはウクライナ東部のドンバス地方から撤退するだけの理由があると考えている。

15日、ヴォルカー特別代表が1+1局へのインタビュー時に発言した

ヴォルカー特別代表は、「私は、ロシアにはドンバスから去らねばならない理由があると思っている。彼らは、ドンバスを維持することに実は関心がない。彼らは、キーウ(キエフ)政権に影響を及ぼし、ウクライナをロシアの影響下に留めようとして、人々の命を冷笑的にもてあそんでいるのだ。それは過ちである。ウクライナは、かつてないほどに強く、民主的で、開花し、堅固で、反ロシア的で、親ヨーロッパ的になっている。そのため、ロシアは、占領とドンバスでの戦争を継続することで、本来得たかったものとはまったく逆の結果を得ているのだ。これが、ロシアが現在行っていることを止めるべき理由である」と説明した。

その上で、同特別代表は、「私たちやフランス、ドイツ、ウクライナの同僚たちは皆、ロシアが楽に退却し、被占領地に平和を戻すための手段を見つける手助けをする準備がある」と指摘した。