最高会議はドンバス地方の特別地位をどうするか決めなければならない=プリスタイコ外相

最高会議(国会)議員は、2019年12月31日に効力の切れる「ドネツィク・ルハンシク両州一部地域の地方自治の特別規定」法のその後の運命、つまり、同法を改正するのか、現状のまま延長するのか、新しい法律を採択するのか、決めなければならない。

14日、ヴァディム・プリスタイコ外相がヤルタ欧州戦略会議(YES)において発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

外相は、「現行法に記載されている特別地位のアイデアはそもそも、2015年以降の戦争を止めるための妥協であった。現在、私たちはその先に進まねばならない。この法律は、確かに今年の12月31日まで発効していることになっている。そして、私は、ウクライナの最高会議議員の前には極めて困難な課題があると考えている。この法律をどう改正するか、新たな法律を書くのか、現行法に同意するのか、という課題だ。それは非常に困難な作業であり、それを私たちは現在の最高会議議員たちと始めることになる」と発言し、「『私たち』とは、政府の中でその協議に加わっている者たちのことだ」と補足した。

外相は、「困難な作業」というのは、多くの詳細を考慮せねばならないこと、特に、この法律でどこまで進むのか、平和達成のためにどのような妥協をしなければならないのか、という点が「困難なのだ」と指摘した。

外相は加えて、この法律をどうすべきかは自身はわからないとし、「最高会議議員が投票して決めるのだ」と強調した。