ロシア侵略に対する最善の回答はウクライナが成功すること=ホンチャルーク首相

オレクシー・ホンチャルーク首相は、ロシア連邦を「侵略国」だとみなしていると述べ、侵略に対する最善の回答は、ウクライナが成功した国となることだと主張した。

14日、ホンチャルーク首相がキーウ(キエフ)で開始されたヤルタ欧州戦略会議(YES)にて発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ホンチャルーク首相は、「ロシアは、侵略国だ。そこに疑問は一切ない。この点においてマイダン以降の私たちの見方は、一切変わっていない。しかしながら、ロシアが私たちの最大の隣国であるということはどうやっても消し去れないのであり、将来この巨大な国といかにして共存するかについて考える必要があるのだ」と発言した。

首相は、ウクライナ政権はプラグマティックであることを求めており、あらゆる侵略に対する最善の回答は、ウクライナ自らが成功することだと発言した。

首相は、「私たちは、私たちが成功したということを示さねばならない。私たちは、政府として、ウクライナを最速で成功させることに、確実に集中していく。それが、現在、あらゆる侵略に対する、私たちの非対称的回答となるのだ」と強調した。

なお、キーウでは、9月12〜14日、第16回ヤルタ欧州戦略会議(YES)が開催されていた。同会議は、ヴィクトル・ピンチューク基金が支援し、国際YES基金が運営したもので、26の国々から政治家、ビジネスマン、市民活動家、専門家など400名以上が参加。国際政治の問題、欧州やウクライナへのその影響などが協議された。