ウクライナは「シュタインマイヤー・フォーミュラ」に同意したことは一度もない=前大統領府副長官

ポロシェンコ政権下において大統領府の外政担当副長官を担っていた、コスチャンティン・エリセーエフ氏は、ウクライナは「シュタインマイヤー・フォーミュラ」に同意したことは一度もないと説明した。

13日、エリセーエフ氏が自身のツイッター・アカウントにて発言した

エリセーエフ氏は、「元ノルマンディ4外交担当補佐官会合参加者として、説明させて欲しい。『全てに合意したのでなければ、一切の合意はない』という原則にもとづき、ウクライナは、シュタインマイヤー・フォーミュラには決して合意していないし、それに合意することはあり得なかった。国家元首は、最高会議の同意を要することについては合意することはできない。ロシア連邦は罠を用意している」と発言した。

これに先立ち、ヴァディム・プリスタイコ外相は、シュタインマイヤー・フォーミュラは、2016年にペトロ・ポロシェンコ第5大統領が合意したものだと発言していた。

「シュタインマイヤー・フォーミュラ」について知られているのは、それが、ドネツィク・ルハンシク両州一部地域(ORDLO)における民主的な選挙の実施の後の、ドンバス地方特別地位法の発効手続きを定めたものだということである。

ウクライナはこれまで、国境管理の回復と違法武装集団のORDLOからの完全撤退を要求しており、その後初めて、同地方における地方選挙の実施が可能となるのだと主張していた。