ウクライナ被拘束者の親族、キーウ市内のオンブズマンの事務所へ移動

ロシアに拘束される24名の海軍軍人と11名の政治囚の親族たちが、キーウ(キエフ)市内のデニーソヴァ・ウクライナ最高会議人権問題全権の事務所に集まっている。

7日、マルク・フェイギン弁護士がウクルインフォルムに伝えた。

また、被拘束者の親族たちは、ウクルインフォルムに対して、「4台のバスでどこかへ連れていかれることになっている」と伝えた。

これに先立ち、ロシアで捕虜となっているウクライナ海軍軍人の弁護を担当するニコライ・ポロゾフ氏がロシア・ウクライナ間被拘束者交換プロセスが始まったことを認めている

報道によれば、ウクライナに引き渡される被拘束者・政治囚は35名。昨年11月末にケルチ海峡沖で拘束されたウクライナ海軍軍人24名とその他拘束される11名からなる。

そのリストには、ウクルインフォルム通信の記者ロマン・スシチェンコ、クリミア出身映画監督のオレフ・センツォフ、クリミアの農家であり親ウクライナ的行動で拘束されたヴォロディーミル・バールフ、クリミアの活動家オレクサンドル・コリチェンコ、1994〜95年にチェチェン戦争時にチェチェン側で戦闘に参加したとロシア側が主張するミコラ・カルピュークとスタニスラウ・クリーフ、ベラルーシで拘束されロシアに移送されたパウロ・フリーブ、「クリミア工作員」として断罪されるイェウヘン・パノウ、違法に国境を越えたと断罪される年金生活者のオレクシー・シゾノーヴィチが含まれる。

また、ウクライナにて国家反逆罪容疑のかけられているリア・ノーボスチ・ウクライナのキリロ・ヴィシンシキー氏も交換の対象となっている可能性がある。