ウクライナの目的は「特別地位」ではなく、EUへの完全加盟=外務省

ウクライナ国民の選択、ウクライナの戦略的目的は、欧州連合(EU)への完全な加盟である。

4日、カテリーナ・ゼレンコ外務報道官が、パホル・スロベニア大統領によるウクライナとトルコに特別地位を付与するとの提案に関し、ウクルインフォルムにコメントした。

ゼレンコ外務報道官は、「ウクライナの戦略的目的は、EUへの完全加盟であり、それは我が国の憲法にも記載されている。それは、ウクライナ国民の文明上の選択であり、そのために私たちは、EUとの連合協定履行をはじめ、活発に活動を続けているのである」と発言した。

ゼレンコ外務報道官は、在スロベニア・ウクライナ大使が首都リュブリャナにて、ウクライナのEUと北大西洋条約機構(NATO)加盟という目的実現のために行っている成果を報告すべく、スロベニア政府の代表者たちと面会を行っていると伝えた。

これに先立ち、ボルト・パホル・スロベニア大統領が、同国ブレッドで開催された戦略フォーラムのパネル・ディスカッションにて、EUに対して、ウクライナとトルコに特別地位を、西バルカン諸国にEU加盟国地位を付与することを提案していた。