最高会議、議員不可侵権剥奪の憲法改正法案を本採択

最高会議は、最高会議議員の不可侵権を剥奪する憲法改正法案を本採択した。

3日、最高会議は、秋会期第一回本会議にて、憲法改正法案第7203号「ウクライナ憲法第80条改正(最高会議議員の不可侵権)」を、賛成373票で採択した(憲法改正に必要な票数は議員定数3分の2の300)。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同法案は、憲法第80条から、議員の不可侵権を保証する項目と、最高会議の同意なく議員の刑事追訴・拘束・逮捕を行うことを不可能としている項目を削除することを想定している。

同法は、2020年1月1日に発効する。

同法案は、2018年6月19日に憲法裁判所が合憲性を認めていたもの。

今回の本採択に先立ち、本年8月30日、第9最高会議第一回本会議にて、予備採択が行われていた