大統領系政党党首、他党との与党形成協議はしていないと発言 憲法改正への期待も言及

ゼレンシキー大統領系の人民奉仕者党は、他党との間で次期最高会議での与党連合形成のための協議を行っていない。

8日、ラズムコウ人民奉仕者党党首がウクライナ語版BBCへのインタビューで発言した。

ラズムコウ党首は、「いいえ、与党形成協議は、現在行われていない」と発言した。

同党首は、人民奉仕者党は254名の議席を得てウクライナ史上最大の会派となり、単独で与党となることが可能だと発言した。

同時に、同党首は、他の政治勢力との対話を拒否するわけではないとも強調した。同党首は、「基本的価値を共有し、人民奉仕者党が選挙時に定め、ゼレンシキー大統領が主張するレッドラインを超えない政治勢力となら、私たちは対話を閉じはしない。与党連合に入るとか入らないとかの問題では必ずしもない。それぞれの政党が選挙で負った義務を守ることが大切なのだ」と発言した。

同党首は、与党連合形成についての談合は行われないとし、「協議が行われるなら、それは公開される」と強調した。

その上で、ラズムコウ党首は、人民奉仕者党は憲法改正実現に向けて目的を同じくする人々が現れることを期待していると発言した。

同党首は、「議会に入る他の政党や無所属の議員たちの中には、人民奉仕者党や大統領の立場と重なる提案を支持してきた者がおり、私は、そのような(憲法)改正のための票は足りるだろうと期待している。足りないのであれば、そのような政治勢力は有権者に対する説明が困難となるであろう」と発言した(編集注:憲法改正を行う場合、本採択の際に議会議席の3分の2となる300名の賛成を要する。人民奉仕者党の獲得議席は254議席)。

また、同党首は、人民奉仕者党は他の政治勢力が選挙中に採択を主張していた法律の中からも多くが議会で審議されていくことになると強調した。

なお、7月21日、ウクライナでは最高会議選挙が実施された。

ゼレンシキー大統領系の人民奉仕者党は、254議席を獲得し、過半数(226議席)を大幅に越えている。これに続き、メドヴェチューク氏等が率いる野党プラットフォーム・生活のため党が43議席、ティモシェンコ元首相率いる祖国党が26議席、ポロシェンコ前大統領率いる欧州連帯党が25議席、音楽家ヴァカルチューク氏率いる声党が20議席、その他の諸政党から当選した者が10議席、無所属議員が46議席を獲得している。