【宇土首脳会談】エルドアン大統領、トルコのクリミア併合不承認を再確認

トルコは、クリミア違法併合を認めなかったし、今後も決して認めず、引き続き、ウクライナの主権と領土一体性と独立を支持する。

7日、トルコのレジェップ・タイップ・エルドアン大統領が、アンカラでのヴォロディーミル・ゼレンシキー・ウクライナ大統領との会談後共同記者会談時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

エルドアン大統領は、「トルコは、ウクライナの独立、領土一体性、主権を常に支持してきた。トルコは、クリミアの違法な併合を認めなかったし、今後も決して認めない」と発言した。

エルドアン大統領はまた、ゼレンシキー大統領の「国にとって決定的な時期に行われた」大統領選挙での圧倒的勝利を祝福するとともに、ウクライナ国民への献身の道での活躍を祈願した。

エルドアン大統領は、「私は、新大統領の任期が国家レベルでの改革プロセスに追加的な刺激となることを信じている」と強調した。

同大統領は、今回、両大統領の一対一(テタテ)の会談と代表団を交えた拡大会談を行ったとし、その際、二国間関係の全ての喫緊の課題を協議したと発言した。

なお、今回、ゼレンシキー大統領とエルドアン大統領は、一対一で1時間以上会談を実施している。

8月7、8日、ゼレンシキー大統領は、トルコを訪問している。7日は、アンカラにて、エルドアン大統領と会談した他、現地のクリミア・タタール人コミュニティと面会した。8日、大統領は、イスタンブルへ移動し、ビジネス・フォーラムに参加する他、ヴァストロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教と会談する予定。

写真:オリハ・ブドニク・アンカラ特派員