ゼレンシキー大統領、トルコ訪問開始 アタテュルク廟献花とクリミア・タタール人代表との面会

7日、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領は、トルコ共和国の訪問を開始した。大統領は、同国首都アンカラ到着後、まずアタテュルク廟を訪問し、献花を行った。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ケマル・アタテュルク廟の献花の後、大統領は、アンカラ市内の「クリミア・タタール・オフィス」開幕式に参加し、クリミア・タタール人コミュニティ代表者と会談した。

ゼレンシキー大統領は、同開幕式での演説時、「私たちは、ロシアが占領するクリミアでのクリミア・タタール人の権利侵害に国際社会の注意を向けさせ続けるし、ロシアの侵略によりクリミアを去らざるを得なくなったクリミア・タタール避難民たちの問題を注意深く分析していく。明言する。ウクライナは、避難民の問題を放置しない。私たちは、あなた方にとって親族と故郷を訪問することがどれだけ重要か理解している。近々、法制レベルで、クリミア訪問の許可手続きの簡素化を定める」と発言した。

また、ゼレンシキー大統領は、クリミアの現状とロシアによるクリミア併合問題は本日のエルドアン・トルコ大統領との会談時の議題の一つとなると伝えた。

大統領は最後に、クリミアは必ずウクライナに戻るし、ばらばらになっているクリミア・タタール人たちの家族は必ず一つのテーブルに集まれる日が来ると発言した。

なお、これまでの報道にあるように、ゼレンシキー大統領は、8月7、8日の二日間、トルコを訪問する。7日は、エルドアン・トルコ大統領との会談が予定されている。大統領は、8日、イスタンブルに移動し、ビジネス・フォーラムに参加する他、ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル総主教と会談する予定。

大統領はその他、ウクライナに無人戦闘機「Bayraktar TB2」を供給しているトルコの企業Bayraktar Makinaを訪問する予定となっている。