ポーランド外相、東方パートナシップをより高いレベルに引き上げることを提案

ヤツェク・チャプトヴィチ・ポーランド外相は、「東方パートナーシップ」をより高いレベルに引き上げることが大切だと主張した。

11日、チャプトヴィチ外相がジョージアへの訪問時に発言した。ポーランドのRMF.24.plが伝えた

チャプトヴィチ外相は、「私たちは、欧州連合(EU)内で、プロジェクト(編集注:東方パートナーシップ)について全ての国をどのように説得するか、このプロジェクトをより高いレベル、『東方パートナーシップ+』にどのように引き上げるかを考えなければならない」と発言した。

同外相はまた、事務局や交代制の議長職を設置するといった、東方パートナーシップをより機構化する提案があることを指摘した。外相はまた、東方パートナーシップ内に自由貿易圏を創設するのも悪くないアイディアだと発言した。

また、同外相は、東方パートナーシップの参加国6国(ベラルーシ、ウクライナ、モルドバ、ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン)は、将来EUに加盟を申請する権利があると指摘した。

同外相は、「私たちは、これらの国が(EU加盟の)願望を表明したら、それらの国を精神的に支える義務がある」と強調した。

なお、「東方パートナーシップ」とは、ポーランドとスウェーデンが提案したイニシアティブであり、2009年にEUにより開始されたもの。同イニシアティブの目的は、EUと近隣6国(ベラルーシ、ウクライナ、モルドバ、ジョージア、アルメニア、アゼルバイジャン)の政治的・経済的繋がりを深化させることにある。