ゼレンシキー大統領「メドヴェチューク氏のような人物にウクライナのテレビ空間の独占はさせない」

ゼレンシキー大統領は、戦時中に親ウクライナ的思想のない人物にテレビ局を独占させてはならないと発言した。

10日、ゼレンシキー大統領がボリスピリ市にて発言した。大統領府広報室が伝えた

ゼレンシキー大統領は、記者からロシア国営テレビとの中継番組を放送しようとしていたNewsOne局の問題について聞かれると、「戦時中は、親ウクライナ的視点を持たない人物がウクライナのテレビ局を独占してはいけない。私たちは、本件について分析しなければならない」と答えた。

同大統領はまた、「メドヴェチューク氏のような人物に、私たちのウクライナのテレビを独占はさせない」と発言した。

同時に大統領は、今回の問題は最高会議(国会)選挙が終わった後に、法制面で解決されることを期待していると発言し、「ウクライナで、情報面での独占が起こることはない」と明言した。

これに先立ち、ロシアのジャーナリスト、ドミトリー・キセリョフ氏が自身の番組内で、7月12日午後6時(モスクワ時間)から、ウクライナのテレビ局NewsOneとロシア国営テレビ局「ロシア24」が、「話さなければならない」という名の中継番組を放送すると発表していた。

本件に対して、ゼレンシキー大統領、バカーノウ保安庁長官臨時代行、各政治勢力代表などが批判的なコメントを発出。その後、NewsOne局は、同中継番組の放送予定を取り止めたと発表している。