OSCE議員総会、ロシアに対してモルドバからの軍の撤退を呼びかけ

欧州安全保障協力機構(OSCE)議員総会は、ロシア連邦に軍と弾薬をモルドバから完全に撤退させるよう呼びかけた。

8日、ルクセンブルクにて開催されたOSCE議員総会年次会合の際に決議が採択された。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

「安全保障強化利益における持続可能な発展の促進」と名前がつけられた第一委員会(政治・安全保障問題)作成の決議の中にて、とりわけ、OSCE議員総会は「モルドバ共和国領からのロシア連邦の軍と弾薬の完全撤退を保障すること、現在の平和維持部隊を国際文民ミッションに変えることが不可欠である」と宣言している。

OSCE議員総会は、改めて、「モルドバ共和国紛争を、国際的に認められた国境内での主権・領土一体性の原則を基本とした、包括的かつ平和的で持続可能な解決を断固として支持する。その際、包括的かつ持続可能な解決達成のための唯一のメカニズムである5+2フォーマットの重要性を強調し、現時点までに達成されている進展を歓迎し、各当事者に自らの義務を包括的に履行し、人々の生活を楽にするため更なる行動を取るよう呼びかける」と宣言している。

また、OSCE議員総会は、ロシアによるジョージアの一部の占領を非難する決議も採択している。