ポロシェンコ前大統領、ジョージアのウクライナ語名を「サカルトヴェロ」に変更するよう外務省に呼びかけ

ペトロ・ポロシェンコ前大統領は、ウクライナ外務省に対して、ジョージアのウクライナでの正式名称をジョージア語に由来する「サカルトヴェロ」に変更するべく、協議を開始することを提案した。

24日、ポロシェンコ前大統領がフェイスブック・アカウントに呼びかけ動画を掲載した

ポロシェンコ氏は、「私たち、ウクライナ人は、自らのジョージアの兄弟を不幸の中に置き去りにしてはならない。もちろん、私はウクライナ人に対して、ウクライナで休暇を過ごすよう呼びかけるが、外国や被占領地クリミアにて休暇を過ごそうと考えている方々には、ジョージアに行き先を変更することをおすすめする」と発言した。

前大統領はまた、外務省に対して、ジョージアのウクライナでの公式名称を変更するための協議を開始するよう呼びかけた。

前大統領は、「ジョージアは、キーウ(キエフ)の文字を変更するべく行動した。なぜなら、『キーウ』は『キエフ』ではないからだ。私は、ウクライナ外務省は、ジョージアの公式名称をサカルトヴェロに変更する協議を開始すべきだと考えている」と発言した(編集注:現在、ウクライナ語での同国の名称は「フルーズィヤ」(Грузія)である)。

その上で、ポロシェンコ前大統領は、自身の「欧州連帯党」は、ロシアの帝国主義と占領に抵抗するジョージアの民と完全に連帯していると強調した。

前大統領は、「現在、ロシアは、航空便をブロックし、またしてもジョージアを経済的に弱体化させたがっており、ジョージアの観光業にダメージを与えている」と指摘した。

前大統領は、ロシアの侵略と闘う人々をサポートすることの重要性を指摘し、「サカルトヴェロを支持することは、ウクライナを支持することなのだ!」と発言した。