プーチン露大統領、ゼレンシキー宇大統領の武装集団に関する発言に不満を表明

ウラジーミル・プーチン露大統領は、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領がパリ訪問時に行なった、ウクライナはロシア支配下にある分離主義者とは対話しない、との発言について、不満を表明した。

20日、プーチン露大統領が国民との対話イベント「プーチンとの直接対話」の際に発言した。ロシアの複数報道機関が報じた

プーチン露大統領は、「現在起こっていることはこうである。彼(編集注:ゼレンシキー大統領)は、外国、パリを訪れ、分離主義者と話すつもりはないと発言した。では、どのようにこの問題を解決するというのだ」と発言した。

さらに、同露大統領は、被占領地に対する経済封鎖を止めていないとしてウクライナを非難した。また、同大統領は、ゼレンシキー宇大統領を「才能ある人物」とし、同宇大統領が2000年代にロシアの番組に出演したときは「才能を感じたし、笑えた」と述べつつ、現在のゼレンシキー大統領の行なっていることは「笑えない」と発言した。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領は、パリを訪問し、マクロン仏大統領と会談した後、「私たちは、分離主義者と直接対話をする準備はない」と発言していた。