【宇独首脳会談】対露制裁はウクライナの領土一体性が回復されてから解除される=メルケル独首相

ロシアに科されている制裁は、ウクライナの領土一体性が回復されてはじめて解除することが可能となる。

18日、メルケル独首相がベルリンにおけるゼレンシキー大統領との会談後共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

メルケル独首相は、「制裁は、ミンスク履行に進展があり、領土一体性が回復された時にはじめて解除される。クリミアに関しても制裁が緩和されるのは、ウクライナにクリミア半島が戻された時だけである」と発言した。

独首相はまた、ゼレンシキー大統領との会談の際には制裁強化の話はしなかったが、制裁継続の話はしたと伝えた。また、メルケル独首相は、本件について欧州連合(EU)が団結することが重要だと述べた。

また、独首相は、両首脳がミンスク・プロセスについて話した、同プロセスはウクライナ国家の領土一体性、主権、独立を維持するための枠組み条件を生み出していると述べた。

メルケル首相は、ミンスク・プロセスの作業継続のための努力をすると約束し、また三者コンタクト・グループ(TCG)の作業が再開されたことに満足していると発言した。

メルケル独首相は、ウクライナ政権が東部に暮らす人々の生活改善の努力をしていることを歓迎し、同時に、ロシアの行動のためにウクライナには困難な状況が生じたと指摘した。

加えて独首相は、「私たちは、ウクライナが様々な分野で発展するよう、ウクライナを支援したいと思っている」と強調し、ウクライナが国際通貨基金との協力を歓迎するとともに、ドイツがウクライナの非中央集権化改革の支援を支援していることを喚起した。

6月18日、ゼレンシキー大統領は、ベルリンを公式訪問している。