ミンスク・プロセスに進展がない限り、ロシアはG8に戻れない=マクロン仏大統領

エマニュエル・マクロン仏大統領は、ロシアを含めた「G8」を再開するための根拠は見当たらないと述べた。

マクロン大統領がスイスのRTS局へのインタビュー時に述べた。

現在G7の議長であるマクロン大統領は、「私は、現在ロシアが努力をすべきなのだと思っている。私は、(編集注:ウクライナ情勢解決のための)ミンスク・プロセスに明確で実質的な進展がない限り、G8の回帰はあり得ないと考えている」と強調した。

つまり、マクロン大統領はこの発言により、ウクライナ情勢解決に進展がないことから、本年8月24〜26日にフランスのビアリッツで開催されるG7首脳会談へロシアのプーチン大統領を招待する可能性を排除したことになる。

同時にマクロン大統領は、向こう数週間、ロシアとの戦略的対話のダイナミズムを活性化させ、プーチン露大統領と個人的に同問題を議論する計画であると発言した。

なお、ロシアは、2014年からのウクライナへの軍事侵略、クリミア占領により、G8メンバーから排除されている。