ゼレンシキー大統領、バカーノウSBU臨時長官代行と会談 2週間での活動報告提出を要求

ゼレンシキー大統領は、バカーノウ保安庁(SBU)臨時長官代行(第一副長官)と会談し、2週間以内に同機関の活動報告を提出するよう要求した。

3日、大統領府広報室が公表した

大統領は、「私たちは今、私たちの個人的連携ではなく、ウクライナ国民を前にした、非常に真剣な責任について話している。あなたは、SBU長官代行である。私は、私だけがあなたを尊敬するのではなく、ウクライナ国民があなたを尊敬するようになって欲しいと強く思っている。私たちにある、SBU再起動のための時間はわずかである。私たちは、真の刑事捜査結果を必要としている。密輸問題に取り組まねばならない」と強調した。

大統領はまた、SBUが大統領から独立して国家のために働いていることを示さなければならないとし、「正義を求める声は大きい。私たちは、社会に対して、SBUが機能していることを示さなければならない」と指摘した。

これに対して、バカーノウSBU臨時長官代行は、密輸とシャドー・エコノミーはウクライナの力を奪っており、撲滅せねばならないものだと発言した。

バカーノウ代行は、「私たちは、いつでも互いに真実を述べ合ってきたし、他社に対して嘘をつかないようにしてきた。私たちは、これまで一度も盗みを働いていないし、誰にも盗みをさせず、常に人らしくあるように生きてきた。私は、SBUの優先課題は、そのような価値であるべきだと思っている。どのような状況下でも、私たちは人らしくあらねばならない」と強調した(編集注:ゼレンシキー大統領とバカーノウSBU臨時長官代行は、ともにクリヴィー・リフ市出身の幼馴染として知られる)。

なお、これに先立ち、5月22日、ゼレンシキー大統領は、イヴァン・バカーノウ氏をSBU第一副長官・SBU中央局汚職・組織犯罪対策総局局長に任命していた