サーカシヴィリ氏、アヴァコウ内務相には怒っていないと発言

ウクライナ国籍を返還された、ミヘイル・サーカシヴィリ元オデーサ州行政府長官(元ジョージア大統領)は、アルセン・アヴァコウ内務相に対して怒りは抱いていないと発言した。

2日、TSNに対するインタビュー時に発言した。

サーカシヴィリ氏は、記者から、以前対立していたアヴァコウ内務相と今後は対話をするつもりかと聞かれると、アヴァコウ内務相には怒っていないと返答した。同氏は、続けて「ポロシェンコ氏(前大統領)には怒っている。なぜなら、私は、彼と個人的な関係があったし、彼は私に対して、権限や、財政面で、たくさん約束していたからだ。アヴァコウ氏とはそのような関係はなかったし、彼は私に何にも約束したことはない」と発言した。

同時に、サーカシヴィリ氏は、過去に内閣との対立があったことを発言した。

同氏は、「ヤツェニューク氏(前首相)は相当ずるい人物で、彼は自分では何もせず、アヴァコウ氏に対して色々頼み、そのアヴァコウ氏が、私の攻撃から政府を守ってきたのだ。これはアヴァコウ氏に対する個人的な攻撃ではない。私は、そのシステムに反対しているのであり、アヴァコウ氏はそのシステムの一部だというわけだ」と発言した。

さらに、サーカシヴィリ氏は、アヴァコウ内務相に対する見解を求められると、「古い政治家は皆去らねばならない。ゼレンシキー新大統領は希望であり、新らしい人物である」と返答した。

これに先立ち、5月28日、ゼレンシキー大統領は、サーカシヴィリ氏にウクライナ国籍を返還する大統領令に署名していた。同月29日、サーカシヴィリ氏は、ウクライナへ帰国した。