ゼレンシキー大統領、ポーランド・スウェーデンの2外相と会談 EU・NATO加盟路線継続を明言

31日、ゼレンシキー大統領は、ウクライナを共同で訪問しているヴァルストローム・スウェーデン外相とチャプトヴィチ・ポーランド外相と会談した。

ウクライナ大統領府ウェブサイトが公表した

ゼレンシキー大統領は、ポーランドとスウェーデンに対して、主権・領土一体性の保護とウクライナ人人質解放問題について両国がウクライナを支援していることにつき謝意を述べた。

そして、大統領は、「ロシアに対する制裁政策を支持してくれていることに感謝する。私は、ウクライナ領が完全に戻されるまで、制裁が続けられることを期待している」と発言した。

大統領はまた、汚職、貧困、経済的停滞との闘いは、ウクライナにとっての第二の前線であると強調し、二つの前線で勝利すれば、ウクライナ人は自らの夢見る国を打ち立てられるのだと発言した。

ポーランドとスウェーデンの外相派、領土一体性保護、ロシアが違法に拘束するウクライナ人人質全員の帰還、ウクライナの欧州連合(EU)加盟問題におけるウクライナの努力への両国の支持は一貫したものであることを再確認した。

また、EUのイニシアティブである「東方パートナーシップ」が今年で10周年を迎えたことに関連し、ゼレンシキー大統領は、ウクライナにとって決定的に重要なことは、これまで達成した肯定的成果を維持し、ウクライナ・EU連合協定の履行とその他の制度改革を加速化することであると発言した。

加えて、ゼレンシキー大統領は、両国外相に対して、ウクライナはEUと北大西洋条約機構(NATO)統合深化の路線を継続すると明言した。