パルビー最高会議議長、ゼレンシキー大統領の行動により国内危機が生じていると発言

アンドリー・パルビー最高会議(国会)議長は、ウクライナ国内にてヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領の行動に関係した危機が生じていると発言した。

31日、議長が最高会議本会議の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

パルビー議長は、「国家は困難なときにある。そして、国家では、大統領の行動に関係した危機が生じている。昨日、(編集注:大統領と議会代表者との会談の際の)音声記録が公開されたが、その記録は危機の存在を確認できるものとなっている。更に、昨日、大統領の代表者たち、大統領のチームのメンバーが、言語法を廃止すべき、(ウクライナ語使用)割合制度を廃止すべき、脱共産主義を廃止すべきと述べていた。残念ながら、現在、それが彼らの政策となっている。私は、最高会議と政府を代表して言いたい。ウクライナ国民は、あなた方にそのようなことはさせない。あなた方の足元には、炎が燃え盛るであろう」と発言した。

議長は、「私たちは、言語法も割合制度も脱共産主義も無効化させない。なぜなら、それらはウクライナ国民が何十年もかけて達成したものだからだ。多くの男性・女性が、そのために命を捧げてきた。なぜなら、私たちにとって、ウクライナが現在抱える挑戦を前に、団結しなければならないからだ。肩を寄せ合って立たねばならない。私は、リベンジは実現しないと確信している」と述べた。

これに先立ち、ゼレンシキー大統領のチームの一員であり、スタジオ「街区95」の共同創設者の一人であるボリス・シェーフィル氏(編集注:セルヒー・シェーフィル大統領第一補佐官の兄)が、メディア探偵通信へのインタビュー時に、新大統領が言語割合制度と言語法を無効化するのを期待していると発言していた。

ボリス・シェーフィル氏は、「割合制度の見直しを期待する。90%は多すぎる。言語法も無効化して、まともな法律を採択すべきだ」と述べていた。また、同氏は、「プーチンとも合意できる」と発言していた。