コロモイシキー氏、大統領就任式の日、アヴァコウ内務相と会談=報道

イーホル・コロモイシキー氏が、ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領の就任式の日にアルセン・アヴァコウ内務相と会談していたことが報じられた。

23日、ラジオ・スヴォボーダ通信と公共放送「UA第一」の共同プロジェクト番組「スキーム:細部にある汚職」が、特番「コロモイシキーが帰ってきた」にて報じた。

報道には、「ヴォロディーミル・ゼレンシキー大統領就任式の日、5月20日、『スキーム』は、コロモイシキー氏の車列が官庁街を走るのを見かけた。その日、コロモイシキー氏のBMWは、大統領府方面へは向かわず、アヴァコウ大臣のいる内務省方面へ向かっていった。同車は、内務省のそばではなく、同省敷地内に停められた。同車は、2時間以上そこに停まり、その後、敷地から出て車列に加わっていったのである」と伝えられている。

これに対して、内務省広報室は、「スキーム」に対して、5月20日、コロモイシキー氏とアヴァコウ内務相の会談が、コロモイシキー氏のイニシアティブで行われたと伝えた。同時に、会談内容は伝えられなかったとのこと。

また、コロモイシキー氏自身、アヴァコウ内務相との会談を認めた。同氏は、「私は、彼のもとへ行った。私たちは、長らく会っていなかった。あいさつをして、抱き合い、ワインだかコーヒーだかを飲み、別れた。何にも議論していないし、政治についても話していない。世間一般のことを話しただけだ。彼は大臣で、私は一般人であるし、特別に議論することなどない。それに、その日は就任式だった。印象を述べ合った。何らかの合意とか、協議のようなものはなかったということだ」と強調した。