ポロシェンコ大統領、言語法に署名すると発言

ペトロ・ポロシェンコ大統領は、25日に最高会議(国会)が採択した「ウクライナ語の国家語としての機能保障法」につき、自身の下に届き次第署名すると発言した。

同日、大統領府広報室が、ポロシェンコ大統領のコメント動画を掲載した。

大統領は、「私のもとに届き次第、同法に署名する。注意を向けて欲しいが、私たちは、同法採択をあえて選挙運動の外に置いていた。なぜなら、同法は、選挙とは関係ないからである。同法は、言語に関する法律、私達のウクライナ語に関するものだからである」と発言した。

同時に、ポロシェンコ大統領は、今日最高会議が採択した法律は、欧州の慣例にのっとったものであり、ロシア語やその他の言語を話すウクライナ国民の権利を奪うようなものでは一切ないと強調した。

大統領は、「数百年にわたる全体主義的なロシア化を経た今、ウクライナ語を開花させる。これは、私たちが終わらせるべきミッションなのである。ロシア語やその他言語の話者の人権を尊重することも重要である。それは、私たちが一貫して守る欧州的慣例であり、今後も守っていく」と発言した。

そして、大統領は、多くのロシア語話者の国民に対して、ウクライナ語が支持を必要としていることに理解を示したことにつき、感謝を伝えた。

加えて大統領は、「ところで、私もまた、ウクライナ語を習得したのは年をとってからである」と発言した。

これまでの報道にあるように、4月25日、最高会議は、「ウクライナ語の国家語としての機能保障」法案を採択している。

写真:大統領府広報室