トルコ、ポーランド、ルーマニアの3外相、ウクライナとジョージアのNATO加盟支持を表明

トルコ、ポーランド、ルーマニアの外相は、アンカラで3者会談を開いた際、ウクライナとジョージアは北大西洋条約機構(NATO)に加盟せねばならないと表明した。

20日、アンカラでチャヴシュオール・トルコ外相、チャプトヴィチ・ポーランド外相、メレシュカーヌ・ルーマニア外相が3者共同記者会見時に表明した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

メレシュカーヌ・ルーマニア外相は、「安全保障の観点では、(黒海地域の)私たちの国は、類似の問題を抱えている。ジョージアやウクライナといった国々は、NATOに加わらねばならない。私たちはまた、クリミアの併合を認めることは決してないことを強調する」と発言した。

チャプトヴィチ・ポーランド外相は、ウクライナとジョージアの領土一体性の重要性を強調するとともに、ロシアの黒海での行動は欧州全体の安全に脅威を与えているとし、「ロシアは、とりわけ、黒海地域での行動を通じて、欧州安全保障にとっての脅威となっている。そのため、私たちは、同地域におけるNATOの軍事プレゼンスを支持する」と発言した。

チャヴシュオール・トルコ外相も、ウクライナとジョージアのNATO加盟方針支持を明言した。同外相は、「私たちは、とりわけ、この地域(編集注:黒海地域)の国々の支援を希求している。ウクライナは、その国々の一つである。私たちはまた、ジョージアのNATO加盟が可能な限り速やかに実現することを支持している」と発言した。

3外相はまた、テロとの闘いでの努力の調整、本年末にイギリスで開催される首脳会合に向けた行動調和と効果的準備が不可欠であると強調した。

また、ポーランドとルーマニアの外相は、記者の質問に答える形で、トルコの欧州連合(EU)加盟への支持を表明し、また、トルコ・EU関係の重要性、トルコの欧州大陸の安定における役割を強調した。

3外相は、7月15日に同様の3者フォーマットでの会合をもう一度開くことに合意したことを伝えた。

写真:Haberler.com