ロシア大統領報道官、ゼレンシキー候補の発言につき「プーチンは対話にオープン」
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、あらゆる問題の解決のために「対話にオープンである」。
8日、ドミトリー・ペスコフ・ロシア大統領報道官が、ウクライナ大統領選挙の決選投票に進むヴォロディーミル・ゼレンシキー候補が、「ドンバス紛争解決に向けてプーチン露大統領と協議を行う準備がある」と発言したことについて、記者団に向けてコメントした。
ペスコフ報道官は、「プーチンは対話にオープンである。しかし、その対話が挑発で囲われたり、工作で飾られたりする場合は例外である」と発言した。
同時に、同報道官は、ロシアは紛争の当事者ではなく、ドンバス地方で起こっていることは「ウクライナの内戦」であるとのこれまでのロシアの立場を繰り返し、「ウクライナ人同士が話し合って解決すべき」と主張した。
一方で、これに対してウクライナ人記者が、ではウクライナの大統領選挙後に本件について両国大統領の接触はないということか、と尋ねると、ペスコフ報道官は、「いや、そういう意味では全くない」と答えた。
これに先立ち、ウクライナ大統領選挙に出馬するゼレンシキー候補が、4月7日、ドンバス問題のためにプーチン露大統領と協議する準備があると述べていた。