メドヴェージェフ露首相、ウクライナの野党・生活党から出馬するボイコ候補と同党のメドヴェチューク氏と会談

ロシア連邦のドミトリー・メドヴェージェフ首相は、モスクワ近郊の自宅にて、ウクライナの「野党プラットフォーム・生活のため」党が支援するユーリー・ボイコ大統領候補と同党幹部のヴィクトル・メドヴェチューク氏と会談した。

22日、ロシアのタス通信が報じた。

同会談には、露ガスプロム社のアレクセイ・ミレル社長も同席した。

会談時、メドヴェチューク氏は、ウクライナはガスプロム社によるガスの直接供給が必要であると発言した。なお、メドヴェチューク氏は、実娘の宗教上の代父がプーチン露大統領であり、メドヴェチューク氏とプーチン露大統領は宗教上の親族関係にある人物。

また、ボイコ候補は、ウクライナ・ロシア間のガス輸送契約の継続に関し、「私たちは、2019年に終了する現在の契約後も、(ウクライナとロシアの)相互に利益のある輸送契約を提案・審議する用意がある」と述べた。

なお、ウクライナのナフトガス社とロシアのガスプロム社の間で結ばれている後者のガスをウクライナ領を通じて欧州に輸送するための契約は、2019年年内に終了する。

欧州委員会は、2019年以降もウクライナ領を通じてロシア産ガスを輸送するための提案の作成を終えている。欧州委員会の提案は、この新しい契約は10年以上の期間となることが想定されている。