ウクライナ大統領選が終われば、宇問題についての米露協議が再開されるかもしれない=米特別代表

カート・ヴォルカー米国務省ウクライナ問題特別代表は、ウクライナ大統領選が終わった後に、自身のカウンターパートであるウラジジスラフ・スルコフ・ロシア大統領補佐官との次回協議が行われるかもしれないと発言した。

20日、ヴォルカー特別代表が、米国議会での「ウクライナの自由で民主的な発展サポート」会合での発表の後に発言した。

ウクルインフォルム特派員がロシア側代表との時期会合に関する合意はあるかとの問いに対して、ヴォルカー特別代表は「まだない」と返答した。

同特別代表は、「私たちは、外交チャンネルを通じて連絡を取り続けており、(編集注:ウクライナの)選挙が終わった後に、ロシアにまた会合を行う準備ができることを私は期待している」と指摘した。

なお、カート・ヴォルカー米国務省ウクライナ問題特別代表は、カウンターパートのウラジスラフ・スルコフ露大統領補佐官と、これまでに4回協議を行っている。最初の協議は、2017年8月ミンスクにて、続いて2017年10月と11月にベオグラードにて、4回目が2018年1月にドバイにて行われた。それ以降、2018年に次期会合が計画されていたが、ロシア側が開催を断っていた。

ドバイでの4回目の協議時には、アメリカ側はロシア側に対して、ウクライナ東部への国連平和ミッション展開の提案を提示している。ロシア側は、この提案に対する返答をすることになっていたが、公式な返答は今まで行っていない。