ロシアがウクライナへの侵略をやめない限り、欧米は更なる制裁を科していく=米特別代表

ロシアがウクライナに対する侵略を止め、クリミアを解放しない限り、アメリカ、欧州連合(EU)、その他西側諸国は、断続的に新たな対露制裁を科していくことになる。

18日、アメリカ国務省でウクライナ問題を担う、カート・ヴォルカー特別代表が、動画記者会見にて発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ヴォルカー特別代表は、「情勢が現状のまま継続するのであれば、私たちは過去5年間と同じく、(編集注:対露)制裁の断続的強化を続けることになると私は見ている」と発言した。

同特別代表は、西側諸国にとって現在の状況は受け入れられず、西側諸国はロシアに態度を変えさせるべく、同国に圧力をかけ続けるとの立場を示した。

加えて、同特別代表は、最近西側諸国が科した、ロシアの海での攻撃に関する制裁は、アメリカとEUとカナダの共通の決定であることを強調し、「同制裁は、占領が継続していること、(ロシアが)クリミア併合を宣言していること、そして、同国がケルチ海峡とアゾフ海へのアクセスを一方的にコントロールすることを宣言していることに、私たちが深く懸念していることを示すためにとった、私たちの間で調整した行動である」と説明した。

同時に、同特別代表は、ケルチ海峡沖でのロシアのウクライナ船舶に対する攻撃とだ捕、ウクライナ海軍軍人拘束を改めて喚起した。