クリミア占領5年経過 情報政策省、キーウ市内に公共広告掲示

情報政策省の支援により、キーウ(キエフ)市内にロシアによるクリミア占領を喚起する公共広告が登場した。

4日、エミネ・ジャパロヴァ情報政策第一次官が自身のフェイスブック・アカウントにて報告した。

ジャパロヴァ第一次官は、「クリミア抵抗(占領)5年経過に合わせたコミュニケーション・キャンペーンが行われている。私たちは、素敵なイニシアティブであり、アジアからヨーロッパまでの10数か国に広がり、世界的な運動となっている『#liberatecrimea(クリミア解放)』をサポートすることを決めた。これは、クリミア解放を目的とする市民連帯運動であり、占領がクリミアのウクライナ国民にもたらしている被害を様々なイラストで表すものである」と説明した。

ジャパロヴァ第一次官は、情報政策省はエストニア人権研究所とともに「クリミア・タタール人パブリック外交戦略」を作成しており、今回の#liberatecrimeaはその活動の延長線にあるものであると指摘した。

これら公共広告には「私たちのクリミア」「クリミアは自由になる!」「ロシアの占領を止める」「占領の5年間」「ロシアは占領国!」「抵抗の5年間」といったコピーとともにクリミア占領や解放を表すイラストが描かれている。