西側諸国、ロシアによるクリミア占領を非難する共同メッセージを発出

西側諸国は、クリミアのロシアによる占領から5年経過に際して、クリミアを忘れない、クリミアを断念しないと強調するメッセージを発出した。

27日、英国ガーディアン紙に、ウクライナ、ラトビア、エストニア、ポーランド、スウェーデン、デンマーク、カナダ、ルーマニア、イギリス、チェコの外務大臣による共同メッセージが掲載された。

公表された共同メッセージには、「私たちはクリミアを忘れないし、クリミアを断念することもない」と書かれている。

また、外相達は、クリミアで5年前に起きた出来事を通じて、世界は安全と自由が所与のものとみなすことはできないこと、国際法と個別・集団安全保障は維持しなければならないものだと再認識したことを指摘している。

そして、西側諸国がウクライナに与える支援と支持が多大な意味を持っていること、また、ウクライナの安全は欧州全体の安全と関わっていると書かれている。

その他、西側諸国は、引き続き違法併合されたクリミアの不承認政策を継続し、今後もロシアの対ウクライナ侵略を断固として非難し続けると指摘した。

外相たちは、対露制裁に関する調整された政策は、国際法の無視が悪影響なく済むことはないとの明確なシグナルをロシアに与えていると強調した。

メッセージの最後に、外相たちは、「私たちは、クリミアを忘れることも断念することも決してない」と述べている。