外務省、クリミア脱占領化問題を扱う国際プラットフォームの創設を追及

ウクライナ外務省は、国際社会において、クリミア脱占領化問題を扱うプラットーフォームの創設という案を進めており、このプラットフォームが将来、被占領下クリミアのウクライナへの返還を協議する場になることを想定している。

27日、ヴァシーリ・ボンダール外務次官が、第5回国際フォーラム「被占領下クリミア:5年前」でのスピーチで発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ボンダール次官は、「私たちは、『ウクライナ・クリミア・フレンズ』プラットフォームあるいは、『クリミア脱占領化』プラットフォームの創設案を進めている。この案は、皆が理解しているわけではないし、現時点で皆が積極的に支持しているわけでもない。しかし、私たちは、このようなグループの創設のために熱心に作業をしている。そして、国際場裏このテーマの実現に着手してくれた国が数か国ある」

また、ボンダール次官は、将来、このプラットフォームが、(ドンバス問題を扱う)ミンスク・フォーマットや、ノルマンディ・フォーマットのような、ロシアを加えた協議の場となる可能性を指摘した。

同次官は、「(ミンスクやノルマンディのフォーマットを)批判することはできるが、しかしこれらフォーマットは、侵略国が加わる協議のプラットフォームなのである。現在ロシアは反対しているが、私は、クリミア問題協議のためのプラットフォームも作れると信じている。もし私たちがこのようなプラットフォームの形成をあきらめれば、それは私たち自身が自分を裏切ることになるし、クリミアに住んでいる人たちを裏切ることになる。そのため、私たちにとっての基本的課題は、国際場裏でこのテーマを常に生きた議題に保つことであり、このテーマを重要パートナー国の間で推し進めることであり、私たちの連帯を求めることである」と強調した。