「アゾフ関連対露制裁パッケージ」案は124ページに及ぶ=ポロシェンコ大統領

ロシアが昨年11月末にケルチ海峡沖でウクライナ海軍艦船を砲撃し、同軍人を捕虜、艦船をだ捕した問題に対して準備されている「アゾフ関連対露制裁パッケージ」案に関する協議は終わり、内容は確定している。

16日、ポロシェンコ大統領が、ミュンヘン安全保障会議出席の際の複数会談の総括として発言した。大統領府広報室が伝えた。

大統領は、「近日中、来週(18日からの週)には、ブリュッセルにてウクライナとの調整の下、制裁が確実に採択されるであろう」と発言した。

また、同大統領は、ストルテンベルグ北大西洋条約機構事務総長やリッシュ・アメリカ上院外交委員会委員長との会談時にも対露制裁について議論したと発言した。

その上で、同大統領は、同制裁案が大型であることを指摘し「現在の制裁案は、124ページに及ぶものである。ロシアが、対ウクライナ侵略行為の代償として、支払わなければならない対価が引き上げられる」と強調した。

2月15、16日、ミュンヘンでは、安全保障会議が開催された。ウクライナからは、ポロシェンコ大統領の他、多くの政治家が出席した。