急進党議員提出の決議案説明文、野党ブロック党議員のパソコンで作成か

最高会議(国会)のイーホル・モシーチューク急進党議員が提出した、スプルン保健相代行による大臣権限執行を非難する決議案に付属する説明文が、野党ブロック党のオレクサンドル・ドルジェンコウ議員のパソコンで作成されたものである可能性が指摘された。

12日、市民団体「汚職対策センター」が発表した。

汚職対策センターは、説明文の作成者がドルジェンコフ議員を示すadolzhenkovとなっていることを指摘しつつ、「野党ブロック党のオレクサンドル・ドルジェンコウ議員は、ジャーナリスト達の情報によれば、オリガルヒ(大富豪)のレナト・アフメトフの配下にあり、アフメトフの信頼を得ている人物である」と説明した。

これに対し、モシーチューク議員は、自身のフェイスブック・アカウントで、汚職対策センターの情報は事実に反するとし、「旧地域党のドルジェンコウとはあいさつすらしたことがない」と反論し、決議案と説明文は別の人物が作成したものだと主張した。

なお、モシーチューク急進党議員は、2月5日のキーウ(キエフ)市区行政裁判所によるスプルン保健相代行の大臣権限執行禁止の判決を要請していた人物。同議員は、8日に、最高会議に今回の決議案を登録していた。決議案の目的は、「外国籍の人物が保健大臣の権限を執行することを不可能とする」ことにあると説明されている。