内閣、スプルン保健相代行の権限剥奪の裁判所決定に控訴へ

閣僚会議(内閣)は、キーウ(キエフ)市区行政裁判所による、ウリャーナ・スプルン保健相代行による大臣権限の執行を禁止する決定に対し、控訴を行っていく。

5日、オレクサンドル・サイェンコ閣僚会議相がウクルインフォルムに伝えた。

サイェンコ大臣は、「当該決定は、定められた手続きを通じて控訴される。また、根拠の提示とともに、高等司法評議会にも抗議が提出される」と説明した。

同大臣は、近く、本件に関して内閣が協議を行うと伝えた。

加えて、同大臣は、「過去2年間、ウリャーナ・スプルンは、ヴォロディーミル・フロイスマン首相の支持を得て、複数の改革を開始しており、これら改革は既に保健システムにて極めて効果的な変革をもたらしている」と強調した。

これまでの報道では、キーウ市区行政裁判所が、急進党会派のモシーチューク議員の要請を一部認め、スプルン保健相代行による大臣権限の執行を禁止する決定を下していた。

スプルン保健相代行は、それ以前に、モシーチューク議員の提訴を「再三の保健システム改革への攻撃」と形容していた。