ポロシェンコ大統領、メルケル独首相とアゾフ海情勢やロシアの選挙介入問題を協議

ポロシェンコ大統領は、ドイツのメルケル首相とダボスで開催される世界経済フォーラムにて会談し、アゾフ海情勢やロシアによるウクライナ大統領選挙介入問題を協議した。

23日、ウクライナ大統領府広報室が公表した。

発表には、「世界経済フォーラムへ参加した際、ポロシェンコ大統領は、メルケル独首相と会談した。両者は、ウクライナの大統領選挙へのロシアの介入を防ぐための意見交換を行った」と書かれている。

また、ポロシェンコ大統領は、メルケル首相に対して、黒海・アゾフ海海上でのロシアによる情勢激化のリスクをドイツが最小化し、地域の航海の自由を確保しようとしていること、またロシアに拘束されたウクライナ海軍軍人を解放するためにドイツが努力していることにつき、謝意を伝えた。

また2019年1月1日からドイツが国連安全保障理事会の非常任理事国に就任したことについて、ポロシェンコ大統領からメルケル首相へ歓迎のメッセージが伝えられた。また、国連の文脈では、ポロシェンコ大統領は、ミンスク諸合意履行を促す、国連平和ミッションのドンバス地方への展開が重要であると改めて強調した。

メルケル首相は、ウクライナが改革を履行し続けることが重要であると指摘した。

また、両首脳は、欧州連合(EU)のエネルギー安全保障におけるリスクについても協議したとのこと。