ウクライナ、ミンスク協議にてクリミアのケルチ市へのOSCE恒常監視ベースの設置を要求

1月17日にミンスク(ベラルーシ)にて開催される三者コンタクト・グループ(TCG)定例会合にて、ウクライナは、欧州安全保障協力機構(OSCE)ウクライナ特別監視団(SMM)の恒常監視ベースの設置の必要性を主張している。

15日、イリーナ・ヘラシチェンコ最高会議(国会)第一副議長(TCG人道問題作業部会ウクライナ代表)が自身のフェイスブック・アカウントで伝えた。

ヘラシチェンコ第一副議長は、「ウクライナは、ミンスクにおける最近のTCG会合にて、ケルチにおけるSMM恒常監視ベースの設置を主張している。私たちは、この立場から退くつもりはないし、1月17日に開かれる今年最初のミンスクでのTCG会合でも本件を議題として提起していく」と指摘した。

また同第一副議長は、15日に、イェウヘン・マルチュークTCGウクライナ代表(元首相)とともに、OSCEの新議長であるスロバキアのミロスラフ・ライチャーク外相と会談し、クリミアとドンバス地方における治安・人道状況について協議したと発表した。