クリムキン外相、ウクライナのEUとNATOへの加盟展望を説明

ウクライナの欧州連合(EU)と北大西洋条約機構(NATO)への加盟は、中期的に可能な展望である。加盟を1、2年で実現するという選挙公約や、30年はかかるという予想は信じるべきでない。

8日、クリムキン外相が1+1局の番組「1+1と朝ごはん」にて発言した。

外相は、「EUとNATOへの加盟は、中期展望の話である。誰かが、『1、2年で加盟する』などと言ったとしても、決して信じてはならない。全くの嘘であり、その人物は人々をだまそうとしている。また、誰かが『加盟には最低でも30年はかかる』という場合にも、信じてはならない。これまでの経験上、全くそうではないことが示されている」と述べた。

外相は、ウクライナのNATO加盟には、NATO内部のコンセンサスに加えて、ウクライナ国内でもしなければならないことがあると述べ、「私たち自身の準備ができていないのである。私たちはそのことを正直に言わなければならない」と説明した。

EU加盟に関して、外相は、私たちが真剣に仕事をし、変化を起こしたら、EU加盟は可能となると強調し、「現在ウクライナは改革を行っているところであり、EU加盟が、1年後、2年後、5年後に実現するということはない」と指摘した。