ポロシェンコ大統領、エルドアン・トルコ大統領に対し、国連でのクリミア決議支持につき感謝

ポロシェンコ大統領は、イスタンブルにてトルコのエルドアン大統領と会談し、ロシアに拘束されるウクライナ人政治囚の解放や、被占領下クリミアにおける、クリミア・タタール人をはじめとするウクライナ国民の権利保護について協議した。

5日、ウクライナ大統領府広報室が発表した

発表には、「両者は、とりわけ、ロシアにて違法に投獄されているウクライナ国民の解放と、ロシアにより占領されているクリミアでのクリミア・タタール人をはじめとするウクライナ国民の権利を保障するための方策に注意を向けた」と書かれている。

また、両国首脳は、戦略的パートナーシップの強化、国際場裏での連携強化、二国間自由貿易圏協定の締結展望について協議した。

ポロシェンコ大統領は、トルコがウクライナの主権と領土一体性を一貫して支持していることを高く評価するとともに、とりわけ、昨年12月の国連総会において採択された、クリミア・アゾフ海のロシアによる軍事化を非難する国連総会決議をトルコが支持したことにつき謝意を述べた。

また、両国首脳は、ウクライナ・トルコ間の貿易・経済、投資の協力が肯定的結果を出していること、そして、互いの国を訪れる観光客が増加していることを指摘した。

これまでの報道では、ポロシェンコ大統領は、1月5、6日、トルコのイスタンブルを実務訪問しており、ウクライナ正教会の独立に関するトモス(正教会の交付文書)署名・授与の式に参加することになっている。