「本当の闘いはこれから」ポロシェンコ大統領、EUの対露制裁延長にコメント

ポロシェンコ大統領は、欧州連合(EU)による、対ロシア連邦セクター別経済制裁の延長の決定を歓迎した。

21日、大統領がフェイスブックの自らのアカウントに書き込んだ。

大統領は、「クリスマスと新年の前に、EU理事会がロシアのドンバス侵略に関連する対露セクター別経済制裁の延長の決定を採択したことは、象徴的である」と発言した。

大統領は、最近のブリュッセルでのEUと北大西洋条約機構(NATO)幹部との会談に言及し、その際に、EU内の親ウクライナの団結はゆるいでおらず、ロシアの侵略の対価は増すばかりであろうと確信したという。

それを踏まえた上で、大統領は、「他方、本当の闘いはこれからなのである。なぜなら、ロシアは、来年の(ウクライナや欧州諸国の)選挙に向けてせっせと準備をしているからである。具体的には、ロシアは、ウクライナでリベンジをし、欧州に現在とは別の価値を生み出そうとしている」と指摘した。

なお、同日、EU理事会は、ウクライナ東部情勢の解決に関するミンスク諸合意の履行に進展がないことを根拠に、対露経済制裁を2019年7月31日まで延長する決定を採択していた。