ヘラシチェンコ第一副議長、国連総会決議の投票につき、「ベラルーシはいつも露を支持」

ヘラシチェンコ最高会議(国会)第一副議長は、17日の国連総会クリミア軍事化決議にベラルーシが反対票を投じたことは、同国で三者コンタクト・グループ協議が開催されているとの観点から、受け入れられない行動であると考えている。

18日、ヘラシチェンコ第一副議長が「クリミア自治共和国とセヴァストーポリ市(ウクライナ)、黒海・アゾフ海の一部の軍事化問題」決議の採択について、フェイスブックの自身のアカウントでコメントした。

ヘラシチェンコ第一副議長は、「今一度、ベラルーシの立場に注意を向けたい。ベラルーシは、自国は中立であると公の場で強調しているが、実際には、外では常にロシア支持の立場を取っている。私は、ミンスクにおいてドンバス情勢平和的解決の協議が行われていることを考えると、ベラルーシの立場は受け入れられないものと考えている。私たちは、ベラルーシから真に中立の立場を期待しているし、それは国際レベルでも同様であり、とりわけ、ドンバスに関することや、ロシアによる地域の違法な軍事化に関する投票でも同様である」と指摘した。

同時に、同第一副議長は、複数のウクライナにとっての重要な国で、以前は類似の決議に反対票を投じていたが、今回は棄権した国があると指摘し、「私たちは感謝している。特に、カザフスタンにお礼を言いたい」と書き込んだ。

同第一副議長は、17日に国連総会での「クリミア自治共和国とセヴァストーポリ市(ウクライナ)、黒海・アゾフ海の一部の軍事化問題」決議採択の際、「いつものクレムリンの衛星国」が反対票を投じたことを指摘した。

なお、同投票時に反対票を投じた国は、アルメニア、ベラルーシ、ボリビア、ブルンジ、カンボジア、キューバ、北朝鮮、イラン、ラオス、ミャンマー、ニカラグア、ロシア、セルビア、南スーダン、スーダン、シリア、ウズベキスタン、ベネズエラ、ジンバブエの19か国。