ロシアは、捕虜にした宇船員をウクライナへの圧力へ使いたがっている:米特別代表

ロシアが被拘束者交換を拒否し、ウクライナ海軍軍人を捕虜にし続けているのは、同国が彼らをウクライナに対する政治的圧力として利用したがっていることを示している。

17日、ヴォルカー米国務省ウクライナ問題特別代表がブリュッセルにおけるオンライン・ブリーフィングで発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。

ヴォルカー特別代表は、「私の知る限り、ウクライナには捕虜交換を進める準備があるし、ポロシェンコ大統領はそのことにつきプーチン大統領と協議しようとしている。しかしながら、ロシアがそのような交換に今のところ関心を有していない」と指摘した。

また、関連して、同特別代表は、ロシアがケルチ海峡付近で拘束したウクライナ艦船の船員については、「ロシアはこれら被拘束者を捕虜としてウクライナ政府に対する政治的圧力のために利用したがっているのだと思っている。不快なことである」と発言した。

なお、これまでの情報では、ヘラシチェンコ最高会議(国会)第一副議長が、19日の三者コンタクト・グループ(TCG)会合において、ウクライナ側は66名の武装集団構成員を恩赦で解放する代わりにウクライナ国民捕虜19名の解放を求めていき、また、ウクライナ国内ロシア国民受刑者23名とロシア国内ウクライナ国民政治囚23名の交換も求めていくと発言していた。