パルビー議長、韓国正教会の府主教に謝意を伝える

韓国を公式訪問しているアンドリー・パルビー最高会議(国会)議長は、コンスタンティノープル総主教庁聖会議のメンバーであるアムヴロシオス(ゾグラフォス)韓国府主教と会談した。

13日、最高会議広報室が伝えた。

発表によれば、パルビー最高会議議長は、コンスタンティノープル総主教庁聖会議のメンバーであるアムヴロシオス府主教に対し、ウクライナ正教会への独立に関するトモス(編集注:正教会の公布文書)付与を支持したことにつき、謝意を伝えたとのこと。

その際、パルビー議長は、ウクライナ正教会がモスクワにより300年以上前に併合されたが、その間、ウクライナ人は独立した教会を得るために祈り、期待してきたことを伝え、とりわけ2014年にロシアの侵略が始まって以降、ロシアが戦争に正教会を利用するようになり、ウクライナは特に独立し統一した教会の必要性を感じるようになったと強調したとある。

また、パルビー議長は、現在の独立のトモスと統一ウクライナ正教会創設を求めるプロセスは2016年に始められたものであると述べた。

発表では、パルビー議長が会談の終わりに、ウクライナ独立正教会に付与されるトモスに、アムヴロシオス韓国府主教の署名が加わることを信じていると述べたことが伝えられた。

また、アムヴロシオス韓国府主教は、ウクライナ最高会議代表団に、ソウルの韓国府主教区大聖堂を案内してみせたとある。同大聖堂には、韓国在住のウクライナ人正教徒も訪れているとのこと。