ウクライナ、被占領下ドンバス地方への外国人の入域を制限

ウクライナ東部ドンバス地方のコンタクト・ライン上の通過検問地点において、ウクライナ領被占領地域への外国人の入域が制限された。

30日、統一部隊作戦広報室が発表した。

発表には、「ウクライナ領の一部にて、ウクライナ法『戒厳令の法体制』による戒厳令下特別法体制が布かれたことに関連し、統一部隊司令部の決定により、コンタクト・ライン越境に関する特別体制が適用される。これは、ウクライナ国民への影響はない。制限されるのは、とりわけ、外国人と無国籍者の一時的被占領下にあるウクライナ領への入域である」と書かれている。

コンタクト・ライン越境の権利を有するのは、国連ミッション、欧州安全保障協力機構(OSCE)監視員、国際赤十字委員会(ICRC)ミッションの要員となるとのこと。

それ以外の外国国籍者に関しては、被占領地における恒常的住居許可書かコンタクト・ラインの越境が人道的目的(葬式、親族の重病等)により必要である場合に、一時的被占領地への移動に関する決定が採択されるとある。

また、「統一部隊作戦に参加する国境警備隊は、完全な戦闘準備状態にある。全ての通過検問地点は、通常運営されている」と発表されている。